『他責思考からしあわせは生まれない』福岡夫婦カウンセリング ワイズフェアリー
福岡夫婦問題相談室ワイズフェアリー 代表 玉井洋子です。
モラハラ加害者の特徴として
「お前が(あなたが)〇〇だからこうなるんだ!」
というように、何か気に入らないこと、問題やトラブルが起きると相手のせいにする『他責思考』であることが挙げられます。
他責思考―物事が上手くいかないときに、その原因を人やもの、環境のせいにしてしまい、責任は『自分以外』にあると思うこと。
一方、対義語としてあるのが『自責思考』
自責思考―自分自身に、ものごとの原因や理由があるとする考え方。ケンカをした場合は「悪いのは自分だ」、うまくいかなかった場合は「原因は自分にある」と思うこと。
他責思考、自責思考、いずれもビジネスの上では一長一短あるのかもしれませんが、夫婦間において、あらゆる場面での他責思考はモラハラ(モラルハラスメント)であると言えるのだと思います。
モラハラ加害者の場合、他責思考であり「自己愛」「自己防衛」の心理が強いと言われています。
「自分は全て正しい」という価値観であり、自分を常に肯定しているので、自分大好きで自己愛が強くなります。また、ミスを指摘されたくないという自己防御が働くため、いつも責任は自分以外と考える傾向にあります。
パートナーからの指摘を受け入れないのはこのためです。
このような他責思考、他責主義では人として成長していくことが困難となるのです。
原因は、育った環境が大きく影響していることが多いですが、自分で自覚できれば改善していくことは不可能ではありません。
自分で自覚できれば・・・
ここが夫婦関係を修復していけるかの鍵となります。
自覚できなければ、他責思考は変わりませんので、しあわせな結婚生活を送り続けることは不可能となり、一時的にパートナーを支配することは出来たとしてもいずれ離婚という結果に至ってしまうことになります。
モラハラの場合、自分で「これから気をつけます」
というだけでは改善しないことも多いと感じます。
自分を変えるためには、カウンセリング、アンガーマネジメント、アサーションなどを活用しながら、本気で自分と向き合うことが大事です。
しあわせな結婚とは、相手を幸せにすることからしか始まらないのです。