『夢のマイホームで関係改善!?』福岡夫婦カウンセリング ワイズフェアリー
福岡夫婦カウンセリング ワイズフェアリー 夫婦問題カウンセラー 玉井洋子です。
マイホームを持つということは、人生の中でも大きなイベントであり金銭的にも大きな買物でもあります。
『夢のマイホーム』という言葉があるように、家(マンション含む)を持つ(購入する)ということは、夫婦にとって共通の目標だと言えるのだと思います。
どんな間取りにしようか、キッチンはどんな型がいいか、部屋数は幾つ欲しい‥等々。考えただけでもワクワクします。
お互いの思いや価値観が一致する部分もあれば、ぶつかる部分もあるかと思いますが、あれこれ話し合いながらも購入したマイホームに住むことができれば、それだけで幸せな気持ちになれると思いますし、マイホームが夫婦(家族)の絆を揺るぎないものにしてくれるのだとも思います。
ただ、そんな幸せなご夫婦、ご家族がいる一方で最近相談室に来られるご夫婦には、夫婦関係がよくないまま家を購入した(しようとしている)ケースが少なくありません。
「以前から喧嘩ばかりしているけれど、お互い家を持つことには賛成していたので、購入しました。」
或いは、
「妻(夫)がどうしても家が欲しいというので、私はそこまでの気持ちはなかったのですが、承諾しました。」
「賛成していた」「承諾した」というのは、程度はどうであれ、二人で出した結果だと思いますが、人生の中でも大きな買物となるので、家を持つという価値観やお金のことだけで決めるのではなく、その前提として、「何故マイホームを持ちたいか」を夫婦間できちんと理解しておく必要があると思うのです。
家さえ購入してしまえば、今のギクシャクした夫婦の関係性がきっとよくなるはず。。。
こう思って、夫婦の関係性をする前に家を購入してしまうと、夢のマイホームが逆にお互いの関係性を悪化させてしまうこともあるのです。
家を購入すれば、住宅ローンが発生することもあるでしょうし、ダブルインカム(共働き)での資金計画となっている場合は、途中でどちらか一方が職を失うような場面では、ネックになることもあります。
そもそも、夫婦仲が悪いと家が新しくなっても、広くなってもギクシャクは変わらないことの方が多いのです。
2階建ての戸建てを購入したご夫婦は、
「最近は、喧嘩ばかりするので、1階と2階で別々に過ごすことが多いです」
「寝室は別にしました」
とかえって夫婦の距離が開いてしまったと嘆く方もいます。
マイホームを持つことの前提として、
〇夫婦仲がよいこと
〇家を持つことで得られることをお互い理解していること(購入動機を相手のせいにしないこと)
〇家を手放すこともあるかもしれないというデメリットも認識しておく
〇10年後、20年後、30年後 夫婦がどうなっていたいかという未来も話し合っておく
これだけではないと思いますが、折角購入した夢のマイホームを、不本意なカタチで手放すことがないようにしっかり良い夫婦関係を作った上で、決断して頂きたいのです。
勿論、購入だけが全てではありません。
今の時代、賃貸派という方も多いと思いますし、どちらがいいとか悪いではないのです。
二人で幸せな人生を歩んでいくための住まいであることが重要です。