夫の不倫相手の妊娠——私が出した “たった一つの条件” と離婚までの道のり その②

こんにちは。ワイズフェアリーの谷崎真由美です。
前回の続きを書いていきますね。
突然、自宅に現れた臨月の女性。
その瞬間に、夫が他の女性と深く関わっていたことを悟りました。
しかし、私が最初に感じたのは怒りではなく、
「うちの夫が、よそのお嬢さんに申し訳ないことをしてしまった」
という気持ちでした。
このときの私は、夫を“家族”として、そして“大きな長男”のように扱っていたのだと思います。子育てに精一杯で、夫婦として向き合う時間を作れていなかったのも事実ですからその罪悪感もありました。
翌日、夫と話し合うと、夫は「別れたくない」と言います。子煩悩で優しい人でしたから私の心の中では葛藤がありました。まあ、本当に優しい人はそんなことはしないのでしょうけどね。
そこでしっかり考えた私が出した条件は、ただ一つ。
「認知をしないでほしい」
ということだけでした。
養育費を渡すことは必要でしょう。しかし認知されれば、我が子の記載がある戸籍に相手女性とその子どもの名前が記載されます。
母として、それだけはどうしても受け入れられませんでした。
夫は一度はこの条件を受け入れました。
しかし、出産時期を見計らって戸籍を取り寄せると、3か月後夫は認知していました。
「やっぱり」
それが正直な感想でした。もうすでに期待していなかったのかもしれません。
そこから私は離婚に向けて動き始めました。
安定した仕事を探し、子どもを育てるために必死で働きました。
生活が落ち着いた頃、離婚を決意。
子どもたちには、
「パパとママは一緒に住めなくなるけど、パパはいつまでもあなた達のパパ。会いたい時はいつでも会えるからね」と伝えました。
そして離婚届けを提出し、実家近くにアパートを借り、シングルマザーとして新しい生活をスタートしました。
このあと私は、子どもを連れての再婚や家族の再構築を経験し、現在の幸せな家庭に辿り着きます。
そのお話はまた改めてブログに書きたいと思います。
