『有言実行 一生全力で守るということ』福岡夫婦カウンセリング ワイズフェアリー
福岡夫婦カウンセリング ワイズフェアリー 夫婦問題カウンセラー 玉井洋子です。
天皇皇后両陛下は2023年6月9日結婚30年を迎えられました。
おめでとうございます。
30年というニュースを読みながら思うことを・・・。
ご結婚年齢 天皇陛下33歳、皇后陛下29歳。
婚約の記者会見での天皇陛下(当時皇太子殿下)のプロポーズのお言葉は、当時を知る人だったら
誰もが忘れられないものとして記憶しているのではないでしょうか。
「皇室に入られることには、いろいろと不安や心配がおありでしょうけれども、
雅子さんのことは僕が一生全力でお守りしますから」
『一生全力』
このような言葉を力強く述べられたことで、皇室という特別な場に身を置く不安はあったとしても
人生を共にしよう
と決意することができたのだと思います。
ただ、お二人の結婚生活は、順風満帆なものではありませんでした。
2004年、雅子さまの「適応障害」が発表されたのです。
世界保健機構(WHO)では、適応障害について
「ストレスを要因として引き起こされる情緒面や行動面の症状で、社会的機能が著しく障害されている状態」
と定義されています。
要因となるストレスについては。「職場の人間関係、夫婦間の葛藤を始め、親の離婚、子供の自立、失恋、身体疾患など」があり、一時的なものから持続的なものまで幅広くあるとのこと。
はっきりとした原因は伝えられていませんが、民間から皇室に入り、経験されたことがない皇室へ馴染むこと、ご自身が描いていたご公務とは異なるご公務の問題、人格否定などがあったと伝えられています。
雅子さまにとって、本当にお辛い日々が続いたことと思います。
このような状況下、天皇陛下は一貫して、妻である雅子さまを守ってこられました。
天皇陛下は2月23日のお誕生日に際して、雅子さまについて語られています。
お言葉の中から一部抜粋させて頂きました。
・(中略)私と一緒に皇室で過ごしてくれていることに、心から感謝するとともに、深い感慨を覚えます
・30年近く二人で一緒に多くのことを経験し、お互いに助け合って喜びや悲しみなどを分かち合いながら、歩んでまいりました
・養蚕についても(中略)伝統を引き継ぎながら、熱心に作業に取り組んでいます。そのような中で本当によくやってくれていると思います
・雅子は、私の日々の活動を支えてくれる大切な存在であるとともに、公私にわたり良き相談相手になってくれていますし、愛子の日常にもよく気を配りながら見守っており、生活に安らぎと温かさを与えてくれていることもとても有り難く思っております
雅子さまへの心からの感謝の気持ちと敬意が伝わってきます。
この言葉に雅子さまがどれだけ勇気づけられたでしょう。
また、天皇陛下は、雅子さまの体調についても、いつも現状をきちんと発表され、ご自身が今後も支えたいと話され、国民への感謝の気持ちと雅子さまの快復を温かく見守ってほしいという旨を述べられています。
結婚への責任。
婚約時から一貫して変わらぬ雅子さまへの誠実なお気持ちと愛情が、言葉を通して伝わってきます。
言葉って大切ですね。
雅子さまのご快復をお祈りします。
長い結婚生活を送るということは、二人分の人生を共にするわけですから、楽しくて嬉しいことも共有できる反面、辛くて悲しいことも共有することになるのです。
夫婦問題カウンセラーとして15年間悩みを抱えるご夫婦のご相談に応じてきましたが、辛くて悲しいことが起きることに対しての耐性が備わっていないケースが少なくないことを感じます。
勿論、夫婦問題には、二人で乗り越えられるものとそうでないものがありますので、一概には言えないのですが、二人で乗り越えられるものについては、力を合わせて乗り越えて頂きたいと思うのです。
私はそのサポートをしているにすぎません。
乗り越える力は、クライアントさんにあります。
『夫婦は100組あれば100とおり』
一組一組、ご夫婦に合ったカウンセリングを心がけてアドバイスします。