『カウンセリングによるカタルシス効果』福岡夫婦カウンセリング ワイズフェアリー
福岡夫婦カウンセリング ワイズフェアリー 夫婦問題カウンセラー 玉井洋子です。
相談室を開設して15年。
カウンセリングに抵抗なく相談に来られる方が増加しています。
開設当初は、妻の相談が主流だったのが、夫の相談も同じ位増え、更には『夫婦カウンセリング』を利用されるご夫婦も増えてきたので総合的に増加しているのだと思います。
以前は、男(夫)は人に相談しないもの。
などと考えている人がいましたが、それは今の時代、アンコンシャスバイアス(思い込みの偏見)でしかありません。
確かに妻に比べたら、友人・知人に相談する夫は少ないのかもしれませんが、その分第三者である専門家に、今自分が置かれている状況を的確に分析してもらい、
『自分の人生をしっかり自分で選択していきたい。』
と思われている方は多くおられるのです。これはここ数年のカウンセリングで実感しています。
職場でのメンタルヘルスにおいての『カウンセリング』が浸透していることも、相談に対する抵抗が少なくなってきたことの一つかもしれません。
いずれにせよ、自分だけで考え込んでいるより、自分の思いを『吐き出してみる』ことができれば、それだけでも『カタルシス効果』が得られ、一歩も二歩も前進できるのです。
カタルシス効果とは、悩みや不安等のマイナス感情を口に出すことでその苦痛が緩和されて安心感を得られることです。
つまり、辛いこと苦しいこと等を『話す』ことで気持ちがスッキリするという効果があるのです。
カウンセリングで使われる『カタルシス』は心の浄化を意味します。
私の相談室に訪れた方が、帰り際玄関口でよく言われることがあります。
「話せたことでスッキリしました。来てよかったです。有難うございました。」
本当に多くの方が言われるんです。
私のカウンセリング云々というより、この『カタルシス効果』がきちんと得られたということなんだと思います。
スッキリしたら、停止していた思考、行き詰っていたことが整理されるのです。
私のような夫婦問題に特化したカウンセリングは、『自分のことを第三者に開示しなくてはならない』ことに抵抗がある方も少なくないと思うのですが、夫婦問題だからこそ第三者(中立な立場)のアドバイスが有効なのです。
夫側、妻側、それぞれの親族や知人・友人に相談する方も多いですが、初めから夫側の方は夫のことを、妻側は妻のことを庇う(かばう)気持ちが優先しているケースが大半。だとしたら、問題解決に向かわないアドバイスも少なくないのです。
まずは、「吐き出す」ということで、思考の整理、心の整理ができると、見えなかったことが見えてきます。
多くのクライアントさんの姿をみて思うことです。