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カウンセラーブログ

モラハラは治らない!?⑦『夫の変化』福岡夫婦カウンセリング ワイズフェアリー

福岡夫婦問題相談室ワイズフェアリー 夫婦問題カウンセラー玉井洋子 です。

 

男性が佇む姿

モラハラシリーズ「モラハラは治らない!?」⑥の続き。

Kさんの奥さんと電話で話をしたことをKさんに伝えるために連絡、来所して頂きました。

そこには、最初に相談室に来られた際のKさんの姿はありませんでした。

前回来られた際と同じ、穏やかな雰囲気のKさん。

うつむき加減で私の報告を聴いておられました。

 

「奥様は、これまでKさんから受けたモラハラの傷が深く、今のKさんが変わったと聞いても

それを信じて一緒に暮らすということはできません。離婚したいです。と仰っておられました。」

 

以前のKさんでしたら、自分の思うようにならないコトに対して不機嫌さをあらわにし

暴言を吐いて自分の正当性を主張し、奥さんを罵倒していたはずですが、そのような行動・言動は微塵もなく、静かに頷いておられました。

 

「当然ですね。私がこれまで妻にしてきたことは、どんなに謝っても取り返しがつかないひどいことだと思っています。

辛いことですが離婚を受け入れようと思います。妻の望む内容で離婚します。」

 

あまりにも素直になられたKさんをみて、

奥さんのSさんにその姿を見てほしい!もう一度チャンスをあげてほしい!

そんな思いを巡らせましたが、それはもう叶わないこと。

モラルハラスメントという自己中心的な態度によって妻を支配しようとしたことによって

Kさんは、人生で最も大切にしなくてはならなかったパートナーを失うことになりました。

更に、自分を慕ってくれていた、命より大事な娘と同じ屋根の下に住むこともできなくなり、

辛すぎる現実も受け入れなくてはならなくなりました。

 

モラハラの代償は『離婚』

 

パートナーを支配することなどできません。

一見支配出来たかのように見えることであっても、パートナーが気付くことができれば

確実に離婚への道を選択されることになります。

結婚は支配ではない。

お互いの人生を応援し、支えていくもの。

他人であるパートナーを自分の思い通りにしようなどという発想そのものが幼稚であり

人としてあってはならないことなのです。

ただ、それに気付けていない方が多いことも事実。

 

モラハラ加害者は、結果、自分で自分の人生を崩壊させてしまうのです。

 

このことに一日も早く気付いてほしいですし、早い段階でカウンセリングを受けてほしい。

世の中から『モラハラ』をなくす。

これが私の使命だと思っています。

次回はシリーズ最終回。

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