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カウンセラーブログ

モラハラは治らない!?③『モラハラ夫からの相談⑴妻の手紙』福岡夫婦カウンセリング ワイズフェアリー

夫婦問題相談室WiseFairy 代表 夫婦問題カウンセラー 玉井洋子です。

『モラルハラスメントは治らない!?』シリーズ

 

今回からは、これまで私の相談室を訪れて来られたクライアントKさんのお話を。

 夫Kさん34歳(上場企業エンジニア) 妻Sさん31歳(主婦) 子ども2歳(女の子)結婚4年目

5年前のある日、仕事帰りだということで夜遅くの予約が入りました。

当日の予約が入ったときは、緊急事態が起きたということが多いのですが、
Kさんも予想通り、緊急事態を思わせるような悲壮感漂う表情でした。

「妻が突然、子どもを連れて出て行きました」

手には、家を出た妻が夫の両親にあてた手紙を握りしめて、 泣きながら話し始めました。

出逢いは、遡ること8年前。

友人の紹介で出会った二人。

意気投合して交際開始。

ただ、喧嘩が多く、一度別れたことがありました。

別れたものの、やはり忘れられず3~4ヶ月程で復縁。

 

Kさん30歳、Sさん27歳で結婚。

1年後愛娘が誕生。

その後、短いながらも海外勤務をこなし(家族で渡航)、帰国後家を建てました。

喧嘩は確かに多かったけれど、どこもこんなものだと信じて疑わなかったKさんでした。

そんな中での妻の家出。妻が両親にあてた手紙は、A4の便せん5枚にも及ぶものでした。

おとうさん、おかあさんへ。
まず初めに、このような形でのご連絡、本当に申し訳ありません。

という書き始めでしたので、常識をわきまえた方だと感じました。

 

主な内容(抜粋)・・・
娘を連れて実家に帰っています。Kさんとは会っていません。
私は、Kさんと顔を合わせることができなくなりました。
その理由について、説明するにあたり、お父さん、お母さんにとって、
とても受け入れがたい内容を書かなくてはいけないですが、最後まで読んで下さい。

そして、これまでに受けたモラハラの内容がぎっしり書かれていました。

 

・結婚前、デートの際、帰りの車の中で「俺といても楽しくないのか!」と怒鳴られた。
・些細な事で喧嘩になった際、怒り任せに拳でドアに穴をあけた。
・私が作った目玉焼きの固さが好みの固さではなく不機嫌になった。
・激昂すると、”死ね””ブス””出て行け””実家に帰れ””帰ってこなくていい”と暴言を吐く。
・妊娠中、口論になった際、近くにあった洗濯物を投げつけられた。
・子どもと車に乗っている際、喧嘩から怒り出して、急ブレーキや急ハンドルなど威圧的な危険運転をした。
・口論になった後、私の主張に怒ってスイッチが入り、座っていた私の首を両手で掴み、そのまま持ち上げられ
床に思いっきり投げつけられ、太ももにアザができた。
その他諸々。。。

    恐怖から手が震えていることに気付き、もう限界だと警察に今度こそ電話しようと携帯を手に取るも
 子どものことを考えたら、何も出来ず家を飛び出したところ、家の鍵を中からかけられ締め出されました。
 謝罪して戻ったが、一週間程身体に不調がきてしまいました。 
 睨みつけられる表情、怒鳴る声などが頭をよぎり、身体が震えだすようになりました。
 自分の感情をコントロールできなくなり、何度も死んでしまおう。楽になりたい。と絶望感ばかりで
 刃物を当ててみたり、ドアノブをみて首をつれるんじゃないかと考えたり。
 でも、私が泣いていると、子どもが「ママ、だいじょうぶ。だいじょうぶ」と頭をなでてくれるので
 私は自分を母親失格だと責めながらも子どものために頑張ろうと思いとどまりました。
 

 ある時、実家に帰って友人と会った際、友人から「Sちゃん、もう症状が出てるよ。自分で気付いてる?」
 「このまま家に戻ったらもっと悪化するよ」
 と言われたのですが、その言葉さえすぐには受け入れられませんでした。
 友人が私の母に「旦那さんと離れて休ませてあげてください」そう話してくれたんです。
 Kさんに「休ませてほしい」というメールを送ったのが最後で、今に至ります。

 私の勝手な言い分なのは重々承知の上ですが、ご理解下さい。

 

この手紙を読みながら、私は愕然としました。

~つづく~

 

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